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適応障害
ある特定の状況や出来事が耐え難いストレスとなり、それが原因で日常生活に支障をきたす程の気分や行動面の症状が現れる病気です。
どんな病気?
ある特定の状況や出来事が耐え難いストレスとなり、それが原因で日常生活に支障をきたす程の気分や行動面の症状が現れる病気です。ストレス要因は職場、学校、人間関係などはっきりしていて、それを取り除くと症状は次第に改善します。何をストレスと感じるか、ストレスにどのように対応するか、ストレスにどこまで耐えられるか、は人それぞれです。※うつ病との違い 適応障害が慢性化して数年後にはうつ病などの診断名に変更されるなど、適応障害はその後の重篤な病気の前段階の可能性もあります。ストレス要因から離れたにも関わらず、憂うつ気分や意欲低下などの状況が2週間以上続く場合はうつ病に移行した可能性が高いです。
適応障害の症状
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精神面の症状(一例)
抑うつ気分不安焦りや緊張怒りっぽくなる
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肉体面の症状(一例)
不眠倦怠感遅刻早退や欠席暴飲暴食生活リズムの乱れ動悸手の震えめまい発汗下痢や腹痛
治療について
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まずは、環境調整により体調を崩すきっかけとなったストレス要因を取り除くことが必要ですが、取り除くことが難しい場合も多いです。その場合、カウンセリングによって自分のストレスのとらえ方の癖を知り、克服できそうなストレスから取り組んで、できることを少しずつ増やしていきます。また、症状がつらくて仕事や家庭などの社会生活や日常社会が十分に送れない場合は、抗不安薬、睡眠導入薬、抗うつ薬を使うことがあります。
よくある質問
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カウンセリングについて教えて下さい
ご自身の状況や思いを語ることによって、気持ちを整理して自分の考え方のクセを知り、辛くならないための方法を一緒に考えていきます。 また、自分の得意不得意なことを知ることで、日常生活の困りごとを解決するための方法を身につけていきます。
カウンセリングは経験豊かな心理士(臨床心理士・公認心理師)が担当いたします。
具体的なテーマや方法は人それぞれですので、ご自身に合うスタイルを一緒に探していきましょう。
【完全予約制】
【時間、料金】1回30分 3000円
*カウンセリングは保険適用外のため自費となります
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薬を一度飲み始めるとやめられなくなるのではないかと心配です
一部の睡眠薬や抗不安薬には、長期内服(数年単位)で耐性や依存性ができ、やめることが難しくなるものもあります。
一方、抑うつや不安などの精神症状が重い場合は、睡眠薬や抗不安薬などを適正な用量、適正な期間、正しく服用いただくことで、早く回復することも事実です。
症状に応じて薬の必要性を十分に検討いたしますので、まずは医師にご相談ください。
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症状が良くなったと思ったら、自己判断で薬をやめてもいいですか?
風邪薬や頭痛薬などの内科薬と異なり、精神科の薬は、飲んだらすぐに効果が表れるような即効性はありません。効果が表れるまでに1ヶ月ほどかかることもあるので、焦らず気長に服薬を続けましょう。
また、症状が良くなったと感じた後も、再発予防のために薬の服用が必要な場合もあります。
今まで飲んでいた薬を自己判断で急にやめてしまうと、精神症状が重症化することもありますので、まずは医師にご相談ください。
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どれくらいの期間薬を飲みますか?
例えばうつ病の場合、症状がよくなった後も、再発予防のために半年~1年は服用を継続した方がよいとされています。病気や症状によって適切な期間は異なりますが、いずれにしても自己判断で急にやめてしまうと精神症状が重症化することもありますので、焦らず気長に服薬を続けることが大切です。
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薬の副作用はありますか?
薬を服薬する場合には、なるべく副作用を最小限に抑えるために、適正な用量を、適正な期間、正しく服用いただくことで、「効果を最大限に、副作用を最小限に」する治療を目指します。
お薬の副作用が気になった時は中止や変更も検討致しますので、早めに医師にご相談ください。
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妊娠中や授乳中の薬の内服はできますか?
妊娠中の方、現在授乳をされている方には、内服治療は基本的にはお勧めしておりません。ただし、病気の種類や症状の重さによっては、安全性の高いお薬を選んだうえで、内服治療が必要なこともあります。
また、今まで飲んでいた薬を自己判断で急にやめてしまうと、精神症状が重症化することもあります。メリットとデメリットを考えながら患者様やご家族と方針を決めていきますので、まずは医師にご相談ください。